洗面所の床材にはどんな種類がある?代表的な素材の特徴や選び方のポイントを解説

洗面台

 

洗面所のリフォームにおいて、悩みがちなのが床材の種類です。床材の種類には、大きく分けて5つのタイプがあり、それぞれ特徴や予算が異なります。それでは、どのような床材を選ぶと自宅の床材にマッチするのでしょうか。

この記事では、洗面所の床材の種類や、床材を選ぶときのポイントについて解説します。また、洗面所の床材を変更するのにふさわしいタイミングもご紹介します。

 

洗面所の床材は大きく分けて6種類

タイルとタオル

 

洗面所に使われている床材の種類は、大きく分けて以下の6種類です。それぞれ特徴やコストが異なるため、自宅に合った種類の床材を選びましょう。

 

<洗面所に使われている床材の種類>

  • フローリング
  • クッションフロア
  • フロアタイル
  • タイル
  • コルク
  • ポロン

 

それぞれの特徴を順番に詳しく解説します。

 

フローリング

フローリングは、居室と洗面所の間に違和感が生じにくく、一体感のある見た目になる点が特徴です。ただし、耐水性には難があり、防水対策が必要なことには注意しなければなりません。天然木の無垢フローリングと、合板でつくられた複合フローリングの2種類があります。

 

クッションフロア

クッションフロアは耐水性に長けており、メンテナンスしやすいことが特徴的な床材です。床材の中ではコストもかかりにくく、工事費を安く抑えたい場合にもおすすめできます。ただし、クッションフロアはすべりやすいという欠点を持つため、高齢者や小さな子どもと同居している場合は注意しなければなりません。

 

フロアタイル

フロアスタイルは、クッションフロアと比較してさらに耐水性が高く、なおかつ耐久性も備えた床材です。デザインのバリエーションも豊富なため、インテリア性を求める方にもおすすめできます。高性能なことと引き換えに価格が高くなりがちなため、洗面所が広い場合は予算に注意しましょう。

 

タイル

高級感があり、スタイリッシュに仕上がりやすいことがタイルの床材の特徴です。耐水性も高く、選ぶ商品によっては軽く拭くだけで汚れもとれるため、メンテナンスもしやすいでしょう。ただし、その他の床材と比較して硬く、クッション性に欠けるため、転倒すると怪我をする恐れがある点には注意が必要です。

 

コルク

ワインの栓として使われることでも知られる、コルクを使った床材も存在します。水分を通しにくく、カビが発生しにくいため、長持ちしやすい床材を選びたい方にもおすすめです。弾力性にも長けており、転倒しても怪我をしにくいこともメリットですが、水滴を放置するとシミや腐食になりやすいため、メンテナンスが欠かせません。

 

ポロン

ポリ塩化ビニールを用いた床材です。水分だけではなく、ゴミやホコリを床材の下に通しにくいことが特徴として挙げられます。簡単にメンテナンスができるため、小さな子どもやペットと同居している家庭は、ポロンを選択肢に含めるとよいでしょう。ただし、床材が高額であり、複雑な柄ほど高値がつきます。

 

洗面所の床材を選ぶときのポイント

洗面台に立つ足元

 

洗面所に使われている床材には、さまざまな種類があります。また、それぞれの種類の中にも多くの商品があり、何を基準に床材を選ぶべきか分からないという方も多いかもしれません。洗面所の床材を選ぶときに外せないポイントは、以下の4つです。

 

<洗面所の床材を選ぶときのポイント>

  • 耐水性が十分かどうか
  • メンテナンスがしやすいかどうか
  • すべりにくいかどうか
  • インテリアに合うかどうか

 

それぞれのポイントを順番に詳しく解説します。

 

耐水性が十分かどうか

洗面所は、いわゆる水回りと呼ばれる場所のひとつです。浴室とつながっていて、洗濯機を設置する場合も多いため、水気が多く湿気も溜まりやすい場所といえます。長持ちする床材を選びたい場合は、耐水性の高い床材にこだわりましょう。

 

メンテナンスがしやすいかどうか

メンテナンスのしやすさも重要なポイントです。洗面所では、水分のほかに石鹸や歯磨き粉なども床材に飛び散りやすく、定期的なメンテナンスが必要になります。簡単に汚れをとりやすいかどうかなど、メンテナンスのしやすさにも注目して床材を選びましょう。

 

すべりにくいかどうか

洗面所が脱衣所を兼ねている場合、入浴後には濡れた裸足のまま洗面所に出なければなりません。すべりやすい床材では、足元にタオルを敷いたとしても、床がすべって転倒する恐れがあります。とくに小さな子どもやお年寄りと同居している場合は、すべりにくい床材を選ぶことも重視しましょう。

 

インテリアに合うかどうか

機能性だけではなく、インテリア性にも注目しましょう。床材の柄は、シンプルな無地タイプから花柄などの個性的なタイプまで、さまざまです。隣り合う部屋のデザインと調和がとれているかどうかなども確認しながら、自宅の洗面所に合ったデザインの床材を選びましょう。

 

洗面所の床材を変更するタイミング

床を掃除する女性

 

ここまでにご紹介したとおり、床材にはさまざまな種類があり、選び方にもポイントがあります。それでは、床材を変更するのにふさわしいタイミングは、いつなのでしょうか。床材の変更をおすすめできるのは、以下のような問題が見られたときです。

 

<洗面所の床材を変更するタイミング>

  • カビが発生している
  • 髪の毛やゴミが目立ち清潔感がない
  • 床が冷たくて歩きにくい
  • 床が浮いている

 

それぞれのタイミングを詳しく解説します。

 

カビが発生している

洗面所の床材にカビが発生している場合は、床材の変更を検討しましょう。カビが生えた状態のまま放置すると、カビが建物の内部にまで繁殖して、木材を腐食させる恐れがあります。床材に傷みがある場合は、すでに内部への腐食が始まっている可能性があるため、早急なリフォームが必要です。

 

髪の毛やゴミが目立ち清潔感がない

床材に落ちた髪の毛やゴミが、あるいはメンテナンスでとれなくなった床材の汚れが目立ち、清潔感がなくなった場合も床材を張り替えるべきタイミングです。ホワイト系の床材を避けると汚れが目立ちにくくなり、清潔感が生まれます。

 

床が冷たくて歩きにくい

床材の種類によっては、冬場に冷たくなりやすく、歩きにくいと感じる場合があります。とくにお風呂上がりに足元が冷たいと不快であり、風邪を引いてしまうかもしれません。冷えにくい素材の床材に張り替えることで、冬場も快適な洗面所に生まれ変わります。

 

床が浮いている

床材は、10年前後で経年劣化します。劣化が進むと、床のコーティングが剥がれて浮かび上がることがあります。その部分から水分が染み込んで、木材を腐食させるリスクがあるため要注意です。床材が浮いていたり、一部が剥がれていたりする場合も、床材の変更を検討しましょう。

 

まとめ

洗面所の床材には、大きく分けて6つの種類があります。それぞれ特徴やメリット・デメリットが異なるため、自宅の洗面所に合った床材を選びましょう。床材の変更を検討すべきタイミングもさまざまですが、とくにカビが目立つときや床材が浮いているときは、早めのリフォームをおすすめします。

アーバンリフォームでは、お客様のご要望とご予算に沿った洗面所のリフォームを承っております。ご家族にとって使いやすく、ご自宅にマッチする床材のご提案も可能です。まずは、リフォームをご相談ください。

 

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