トイレの床材にはどんな種類がある?費用相場や選び方のポイントをご紹介

木の家と工具

 

トイレは、床材をリフォームするだけでも雰囲気がガラっと変わり、清潔感も生まれます。便器自体に不満がない場合や、コストを抑えてトイレをリフォームしたい場合は、床材のみの変更がおすすめです。

この記事では、トイレの床材として選ばれることが多い代表的な3つのタイプと、床材ごとの特徴を詳しくご紹介します。費用相場や床材を選ぶ際のポイントも交えながら分かりやすく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

トイレの床材は大きく分けて3種類

床材 ヘリンボーン

 

トイレの床材は、大きく分けて3種類です。それぞれ特徴が異なるため、まずは種類ごとのメリットを確認しておきましょう。

 

<トイレの床材の種類とメリット>

  • クッションフロア…耐水性が高く費用が安い
  • フローリング…統一感が生まれやすい
  • タイル…掃除がしやすく耐用年数も長い

 

それぞれの特徴をさらに詳しくご紹介します。

 

クッションフロア…耐水性が高く費用が安い

クッションフロアは塩化ビニール樹脂でつくられており、耐水性が高いため、トイレの床材としては最もポピュラーです。クッション性があるため安全性も高く、遮音性にも優れています。さらに低価格であり、色やデザインのバリエーションも豊富なので、コストパフォーマンスがよい床材を求めている人にもぴったりです。

クッションフロアの導入にかかる費用は、1畳あたり2万円ほどが相場となります。

 

フローリング…統一感が生まれやすい

廊下や居間をフローリングにしている場合は、それに合わせてトイレもフローリングにすると統一感が生まれます。注意点は、クッションフロアなどと比較して水や洗剤に弱く、お手入れが難しいことです。フローリングを採用する場合は、防水・防汚機能を備えたトイレ用の床材を選びましょう。

フローリングの導入にかかる費用は、1畳あたり3万円~4万円が相場です。

 

タイル…掃除がしやすく耐用年数も長い

タイルは掃除がしやすく、耐用年数が長いことに加えて、高級感も生み出しやすい床材です。ただし、水に濡れると滑りやすく、なおかつ硬い素材なので、万一転倒した場合は怪我をするリスクがあります。冬場は足元が冷たくなるため、トイレ用のスリッパを用意して転倒や寒さを予防するとよいでしょう。

タイルの導入にかかる費用は、1畳あたり4万円~6万円が相場です。

 

トイレの床材を選ぶときのポイント

POINTのブロック

 

トイレの床材の種類は主に、クッションフロア・フローリング・タイルの3種類です。タイプごとに多くの商品があり、機能性やデザインが異なります。それでは、トイレの床材は何を基準にして選ぶとよいのでしょうか。ポイントは以下の5つです。

 

<トイレの床材を選ぶときのポイント>

  • 耐水性が高い床材を選ぶ
  • 掃除がしやすいか確認する
  • 汚れが目立ちにくい床材を選ぶ
  • 機能性にも注目する
  • 便器や壁紙の雰囲気にマッチする床材を選ぶ

 

上記の5点を重視すべき理由を詳しく解説します。

 

耐水性が高い床材を選ぶ

トイレには常に水が張っており、尿が飛び散ることも多いため、第一に耐水性が高い床材を選びましょう。水が床下に浸透してしまうと、木材や金属が腐食・変色し、建物の耐久性を劣化させる恐れがあります。耐水性が高い床材ならそのようなリスクを抑えやすく、水や洗剤を使ったお手入れも簡単です。

 

掃除がしやすいか確認する

トイレは汚れがつきやすい空間なので、掃除がしやすいかどうかも重要なポイントです。継ぎ目が細かすぎると、溝に入り込んだ汚れを取るのに苦労する可能性があります。トイレは狭く入り組んだ空間になる場合が多いため、便器の奥まで簡単に掃除できる床材を重視して選びましょう。

 

汚れが目立ちにくい床材を選ぶ

トイレは気をつけて使っていても汚れやすいため、汚れが目立ちにくい床材を選ぶことにより、掃除の頻度が少なくても清潔な印象を与えられます。白やアイボリーなどの床材は汚れが目立つため、茶色などの濃い色を選びましょう。とくに子育て中のご家庭は、小さな粗相があってもストレスを感じにくくなります。

 

機能性にも注目する

トイレの床材にはさまざまな機能があります。たとえば、消臭効果が含まれている床材なら、トイレ特有のアンモニア臭に悩みにくくなるでしょう。抗菌効果のある床材も衛生的なため、おすすめです。一般的な床材と比較してやや高額になりますが、検討する価値は十分にあります。

 

便器や壁紙の雰囲気にマッチする床材を選ぶ

便器やトイレの壁紙と雰囲気がマッチする床材を選ぶことにより、空間に一体感が生まれます。廊下や居間など、トイレと隣接した部屋の床材と材質を一致させてもよいでしょう。便器は白色の場合が多いため、明るい色の床材と合わせるとトイレ全体の雰囲気がまとまります。

 

トイレの床材だけをリフォームするメリット

メリットと書かれた紙とペン

 

トイレのリフォームといえば、便器の交換や壁紙の変更といった工事を行うことも多いです。床材だけのリフォームは限定的に見えますが、以下のようなメリットを得られます。

 

<トイレの床材だけをリフォームするメリット>

  • 床下への水漏れを防いで建物の耐久性を高められる
  • 床材の種類によっては掃除がしやすくなる
  • 床材を交換するだけでもトイレ全体の雰囲気がガラっと変わる

 

上記3つのメリットを細かく見ていきましょう。

 

床下への水漏れを防いで建物の耐久性を高められる

トイレの床材をリフォームすると、床材への水漏れを防ぎやすくなり、建物の耐久性を高められます。古くなった床材を使い続けていたり、そもそも耐水性が弱い床材を使っていたりする場合は要注意です。染み込んだ水が、床下の木材や金属を腐食させる恐れがあります。

 

床材の種類によっては掃除がしやすくなる

お手入れがしやすい床材を選ぶと、トイレの掃除がしやすくなることもメリットです。とくに、クッションフロアとタイルはお手入れの手間がかかりにくい床材のため、おすすめできます。「頑固な汚れが落ちない」「いつもトイレ掃除に時間がかかって苦痛」といったお悩みを抱えている場合は、リフォームを検討しましょう。

 

床材を交換するだけでもトイレ全体の雰囲気がガラっと変わる

床材にはさまざまな種類・色・デザインの商品があり、床材を交換するだけでもトイレ全体の雰囲気が大きく変わります。たとえば高級感を出したい場合は、大理石調などの商品も選べるタイルがおすすめです。トイレを温かみのある空間にしたい場合は、木目調などのクッションフロアを選ぶとよいでしょう。

 

まとめ

トイレは、床材をリフォームするだけでも雰囲気が変わります。また、耐水性を向上させて建物の耐久性を高められることや、掃除がしやすくなることも、トイレの床材を変更するメリットです。クッションフロア・フローリング・タイルの中から、自宅の雰囲気にマッチした床材を選びましょう。

アーバンリフォームでは、お客様の理想を叶えるトイレリフォームを行っています。床材だけの変更であれば、リフォームにかかる費用を大幅に抑えることが可能です。まずはお気軽に、ご希望の雰囲気や特徴、ご予算などをお聞かせください。

 

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