トイレの機能や性能は年々向上しています。前回の購入から10年以上が経過したり、故障や不具合が見つかったりした場合は、トイレの交換を検討すると良いでしょう。
しかしトイレにはさまざまなメーカーがあり、どのメーカーのトイレに買い替えれば良いかわからずに悩んでいる人も多いはずです。そこで今回は、トイレ主要メーカー5社を徹底比較することに加えて、失敗しないトイレの選び方なども解説します。
トイレ主要メーカー5社を徹底比較
まずはトイレ主要メーカー5社と、それぞれの特徴を簡単にご紹介します。
【トイレ主要メーカー5社の比較表】
メーカー | 特徴 |
---|---|
TOTO | 国内シェアNo.1! ラインナップが豊富で機能がさまざま |
LIXIL | メンテナンス性の高さに定評! キャビネットつきのトイレも人気 |
パナソニック | 水垢がつきにくく衛生的! 特有の泡洗浄機能を利用できる |
タカラスタンダード | 高級感のある見た目が特徴! ホーロー素材が多く耐久性が高い |
ジャパンコーラー | 特徴的なデザインが魅力! カラーバリエーションも豊富な海外ブランド |
ここからは、上記主要メーカー5社の特徴をさらに詳しく解説しましょう。
TOTO
トイレや洗面台の国内シェアNo.1で、ラインナップが豊富です。デザイン性が高いことに加えて、革新的な技術も積極的に取り入れています。フチのない便器を販売していることも特徴のひとつで、溝に汚れが溜まりやすいといったトイレの欠点を解消できます。
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TOTO「ネオレスト」への交換例
LIXIL
特殊なセラミックを採用し、水垢などの汚れを簡単に落とせることがLIXIL製トイレの特徴です。「おしり洗浄ノズル」と「ビデ専用ノズル」が全機種に標準搭載されているため、温水洗浄機能にこだわりがある人に適しています。
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LIXIL「アメージュZA」への交換例
パナソニック
パナソニックの特徴は、水族館の水槽にも使われている有機ガラスを用いていることです。このため水垢に強く、お手入れのしやすさに定評があります。停電時でも排水できる商品もあり、災害時に対応できるトイレを選びたい人にもおすすめです。
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パナソニック「アラウーノSⅡ」への交換例
タカラスタンダード
高品質なホーロー素材が多く用いられているタカラスタンダード製のトイレ。軽く拭き取るだけで汚れを取り除けるためメンテナンス性が高く、においに悩まされにくいこともメリットです。とくに「ティモニシリーズ」は凹凸のない設計が特徴的で、簡単にお手入れできます。
ジャパンコーラー
アメリカで誕生した「KOHLER」製のトイレは、日本国内では正規代理店の名前を取って「ジャパンコーラー(JPK)」と呼ばれることが一般的です。海外製ならではの独特なデザインが人気で、カラーバリエーションも豊富なため、個性的なメーカーを選びたい人におすすめできます。
トイレのメーカーとあわせて知っておきたい洋式トイレの種類
洋式トイレには以下の種類があります。メーカーとあわせて、トイレの種類ごとの特徴も知っておきましょう。
<トイレのメーカーとあわせて知っておきたい洋式トイレの種類>
- 組み合わせトイレ
- 一体型トイレ
- タンクレストイレ
- システムトイレ
組み合わせトイレ
便器やタンク、便座など、個別のパーツを組み合わせてつくるトイレです。欲しい機能だけをカスタマイズでき、故障した場合も故障部分だけの交換ですみます。ただしスペースに無駄が生まれやすく、お手入れがしにくいことはデメリットです。
一体型トイレ
便器、タンク、便座などが一体となったトイレです。シンプルかつコンパクトなデザインが特徴的で、簡単にお手入れができます。ただし、故障したのが一部だとしても、トイレ全体を交換しなければなりません。
タンクレストイレ
水を溜める「タンク」がないコンパクトなトイレです。洗練されたデザインが魅力的で人気も高いのですが、手洗いシンクがついていないので、必要な場合は別途設置する必要があります。また、その他のトイレと比較して各メーカーの価格設定はやや高めです。
システムトイレ
便器をはじめ手洗いシンクや収納など、トイレ全体の機能を組み合わせたものをシステムトイレと呼びます。トイレ空間全体を一新できますが、他と比べて大掛かりなリフォームになるため、価格は高く、工期も長くなりがちです。
トイレを交換するのに適したタイミングとは
トイレの交換に適したタイミングは次の3つです。
<トイレを交換するのに適したタイミング>
- 購入から10年~20年が経過したころ
- 便器や温水洗浄便座が故障したとき
- トイレ全体や水周りのリフォームを検討したとき
トイレの寿命は10年~20年とされており、これを過ぎると見えない部分の劣化も進んでいきます。新しいトイレに交換すると機能性が高まり、節水効果により水道代を節約できる可能性も高いです。
また、浴室などのリフォームと同時にトイレのリフォームを依頼すると、人件費を抑えられるため、別々にリフォームするよりも安上がりです。
失敗しないトイレの選び方
トイレのメーカーや種類の選び方に悩んだときは、以下のポイントを確認しましょう。
<失敗しないトイレの選び方>
- 欲しい機能が搭載されたトイレを選ぶ
- お手入れのしやすいトイレを選ぶ
- デザイン性の高さからトイレを選ぶ
欲しい機能が搭載されたトイレを選ぶ
一般的には高機能なトイレほど価格が高いです。費用を抑えるためには、欲しい機能だけが搭載されたトイレを選ぶと良いでしょう。トイレごとの機能を確認して、使う予定のない機能が含まれていないか検討することをおすすめします。
お手入れのしやすいトイレを選ぶ
トイレは日常的に利用する場所で、なおかつ汚れやすいため、定期的なお手入れが必要です。掃除が面倒なトイレだと、汚れがちになって使うのが嫌になってしまいます。凹凸が少ないトイレや、防汚加工されたトイレなら汚れにくく、お手入れがしやすいです。
デザイン性の高さからトイレを選ぶ
デザイン性もチェックポイントのひとつです。トイレは家の中の個室のひとつでもあるので、おしゃれな雰囲気にリフォームできると家全体の雰囲気も良くなります。また、来客が使う場合も、デザイン性の高いトイレは良い印象を与えるでしょう。
まとめ
トイレはメーカーによって特徴が大きく異なります。購入から10年~20年が経過した場合や、故障が見られる場合は、トイレ全体の交換も検討しましょう。欲しい機能だけが搭載されたトイレを選ぶことなどが、リフォームの費用を抑えるコツです。
町田市を中心に各種リフォームを行うアーバンリフォームでは、TOTO・LIXIL・パナソニックなど大手トイレメーカーの最新商品を取り扱っています。お客様の理想を伺い、予算内で最適な商品やリフォームのご提案ができるため、トイレの交換をご検討中ならばまずは当社にお問い合わせください。