壁付けキッチンのメリット・デメリットとは? おすすめできる人やリフォームの費用相場も解説

壁付きキッチンで料理する女性

 

キッチンは毎日使う場所なので、理想的で使いやすい形にリフォームしたいものですよね。キッチンの種類は大きく「壁付けキッチン」と「対面式キッチン」の2つがありますが、調理に集中したい方などから人気が高いのが壁付けキッチンです。

今回は壁付けキッチンのメリット・デメリットや、壁付けキッチンへのリフォームをおすすめしたい人の特徴をご紹介します。リフォームの事例と費用相場もお伝えするので、リフォームを依頼するときの参考にしていただければ幸いです。

 

壁付けキッチンとは

壁付キッチン

 

壁付けキッチンとは、その名のとおり正面が壁に付いているキッチンです。日本の住宅では、以前から多く採用されてきたタイプなので、なじみのある方も多いでしょう。壁付けキッチンの種類は大きく3つに分かれます。

 

【壁付けキッチンの種類】

種類 特徴
I型 アルファベットの「I」のように一直線につくられたキッチン
L型 アルファベットの「L」のようにコーナーがあるキッチン
独立型 リビングダイニングとは独立した場所にある壁付けキッチン

 

壁付けキッチンと対面式キッチンの違い

対面式キッチンとは、キッチンの正面がリビングやダイニングに向いているタイプのキッチンです作業中でも家族の様子が見えるため、コミュニケーションを重視したい方に適しています。壁付けキッチンと対面式キッチンのどちらが合っているかはライフスタイルによって異なるため、ご家族とも相談しながら選びましょう。

 

壁付けキッチンのメリット

壁付けキッチンのメリットは次の6つです。

 

<壁付けキッチンのメリット>

  • リビング・ダイニングが広くなりやすい
  • カウンターが広く取れる
  • 無駄のない間取りに仕上げられる
  • 建具を使えばリビング・ダイニングからの視線を遮ることができる
  • 料理のにおいや煙がリビング・ダイニングに広がりにくい

 

リビング・ダイニングが広くなりやすい

壁付けキッチンのメリットは、作業スペースや機能を壁側に集約できるため、リビング・ダイニングを広く取れることです。家族の団欒やくつろぎのスペースをゆったりと確保したいなら、壁付けキッチンが適しています。

 

カウンターが広く取れる

キッチンとリビング・ダイニングの間にカウンターを設置する場合も、対面式キッチンと比較して広いカウンターを設置できます。対面式キッチンの場合、カウンターの一部にコンロやシンクを組み込む例が目立ちますが、壁付けキッチンならカウンター前面をテーブルとして活用することも可能です。

 

無駄のない間取りに仕上げられる

戸建ての場合、土地の形状によっては、LDK(リビング・ダイニング・キッチン)が台形や三角形など特殊な形で設計されることもあります。この場合も、壁付けキッチンならスペースに無駄が生じません。壁に沿う形でキッチンを設置することで変形にもフレキシブルに対応でき、逆にデザイン性の高いLDKの空間が生まれることも期待できます。

 

建具を使えばリビング・ダイニングからの視線を遮ることができる

キッチンとリビング・ダイニングの間に建具を設けると、視線を遮ることができるのもメリットです。家族の目を気にしたり、来客の際に気を遣ったりする必要がないので、作業に集中したい人にはおすすめです。生活感を隠すこともできます。

 

料理のにおいや煙がリビング・ダイニングに広がりにくい

壁付けキッチンは、正面の壁に換気扇を設置すれば、調理スペースのすぐ近くで換気することができます。また、立地や間取りによっては、調理スペースの壁に窓も設置できます。このため、対面式キッチンに比べてにおいや煙を排出しやすく、リビング・ダイニング空間に調理中のにおいや煙が広がりにくいのがメリットです。

 

壁付けキッチンのデメリット

壁付キッチン

 

壁付けキッチンには多くのメリットがありますが、一方で以下の3点はデメリットです。

 

<壁付けキッチンのデメリット>

  • 動線が横に広がりやすい
  • 家族とのコミュニケーションを取りにくい
  • 子どもやペットの様子を確認しづらい

 

動線が横に広がりやすい

とくにI型の壁付けキッチンの場合は、動線が横に広がります。例えば、キッチンの右端に冷蔵庫、左端にコンロがある場合、「食材を取る」「洗う」「切る」「調理する」といった一連の流れが直線上で行われることになります。このため、移動距離が長くなり、効率が落ちる可能性もあります。

 

家族とのコミュニケーションを取りにくい

キッチンで作業している間は、リビング・ダイニングにいる家族とコミュニケーションを取りにくいかもしれません。
壁に向いているため集中しやすいのはメリットですが、相手の顔を見ながら話すのはむずかしいです。家族との会話を楽しみながら調理をしたい方には、壁付けキッチンはあまり向いていないといえるでしょう。

 

子どもやペットの様子を確認しづらい

壁付けキッチンでは、振り返らなければ、リビング・ダイニングの様子を確認できないこともデメリットです。とくに赤ちゃんのように目が離せない存在や、手のかかるペットなどがいる場合は、常にリビング・ダイニングを見わたすことのできる対面式キッチンのほうが適しています。

 

壁付けキッチンをおすすめしたいのはこんな人

料理をする女性

 

以下に該当する人には、ぜひ壁付けキッチンをおすすめしたいです。

 

<壁付けキッチンをおすすめしたい人>

  • 料理などの作業に集中したい人
  • 広いリビング・ダイニングが欲しい人
  • 家族と一緒に料理をする人

 

壁に向かって黙々と調理できるため、作業に集中したい人には壁付けキッチンがおすすめです。横並びになれるスペースがあるので、家族と一緒に料理をする人にも壁付けキッチンは向いています。また、キッチンがリビング・ダイニングのスペースを圧迫しないため、広い空間でくつろぎたい人にも壁付けキッチンが適しています。

 

壁付けキッチンにリフォームするときの費用相場は100万円~150万円

壁付けキッチンから壁付けキッチンに、対面式キッチンから壁付けキッチンにリフォームする場合の費用相場は、それぞれ100万円~150万円です。また、I型からI型へというように、キッチンの形を変えずにリフォームする場合は、100万円以内の予算に収まる可能性が高いでしょう。

 

事例ビフォー

事例アフター

アーバンリフォーム

 

アーバンリフォームにて、デッドスペースが多かったL型からI型の壁付けキッチンにリフォームした例です。すっきりとした見た目になり、収納スペースも増えました。

 

事例3

事例4

アーバンリフォーム

 

アーバンリフォームで実施した、I型からI型への壁付けキッチンのリフォーム例です。壁の色とキッチンの色を合わせることで統一感が生まれ、より一体感のあるすっきりとした空間に生まれ変わりました。

 

まとめ

壁付けキッチンとは、正面が壁に付いたキッチンです。コンロやシンクなどの機能も全て壁に向いているので、作業に集中しやすいことや、リビング・ダイニングを広く取れることがメリットです。壁付けキッチンにリフォームする場合、費用は100万円~150万円が相場です。

アーバンリフォームでは、壁付けキッチンから壁付けキッチンに、対面式キッチンから壁付けキッチンになど、あらゆる方法でキッチンリフォームを行うことができます。ご予算の範囲内で理想的なプランをご提案できるため、キッチンの使いづらさを感じている方は、ぜひ当社にご相談ください。

 

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