地震発生時にやってはいけないこととは? リフォームでできる地震対策もご紹介

崩れた家 はてなマーク

 

2024年元日に石川県で発生した能登半島地震では、多くの被害が出ました。地震大国とも呼ばれる日本に住む以上、いつどこで強い地震に遭うかはわかりません。万一に備えて、地震発生時はどのような行動をすべきなのかを知っておく必要があります。

この記事では、地震発生時にやってはいけないことを解説します。リフォームでできる地震対策にも触れているので、参考にしていただければ幸いです。

 

地震発生時にやってはいけないこと

机の下に避難する人

 

強い地震の発生時にやってはいけないことは次の8つです。身の安全を守ることが第一ですが、やや余裕が出た後は復興後のことも意識しながら行動しましょう。

 

<地震発生時にやってはいけないこと>

  • 海や川、田んぼなどの状態を見に行く
  • ブレーカーを上げたり、電気をつけようとしたりする
  • 室内を裸足で歩く
  • ガス機器を使って火をつける
  • エレベーターを使って避難する
  • 車で避難する
  • 緊急以外の電話をする
  • 被災状況の写真を撮らずに片付けをする

 

海や川、田んぼなどの状態を見に行く

近くの海や川、田んぼなどの状態を見に行くのはやめましょう。津波に巻き込まれたり、増水した川や用水路で水難事故に遭ったりするケースは後を絶ちません。管理している船や農産物がある場合、被災状況が気になるのはよくわかりますが、命を守るために自宅で待機しましょう。

 

ブレーカーを上げたり、電気をつけようとしたりする

停電が発生してブレーカーが落ちた場合、被災直後にブレーカーを上げるのは危険です。電気ストーブなどの近くに可燃物がある場合や、電源コードなどが破損している場合、火災や爆発などのトラブルを引き起こす原因になります。電気をつける前に、必ず安全を確認しましょう。

 

室内を裸足で歩く

ガラスやプラスチックなどの破片が散乱している可能性があるため、室内を裸足で歩くのも避けましょう。とくに深夜は足元が見えにくく、家財道具に足を取られて転倒するリスクもあります。移動が必要な場合はスリッパや靴をはき、スマートフォンや懐中電灯の明かりを照らしながら歩きましょう。

 

ガス機器を使って火をつける

地震の影響でガス漏れを起こしている可能性があるため、安全が確認されるまではガス機器を使って火をつけるべきではありません。台所のキッチンだけではなく、カセットコンロやマッチ、ライターなどの取り扱いにも十分な注意が必要です。

 

エレベーターを使って避難する

地震発生時のエレベーターは止まりやすく、余震が発生した場合に緊急停止してしまい、その場から出られなくなる恐れがあります。閉じ込められたまま火災に巻き込まれるリスクもゼロではないため、エレベーターを使った避難もやってはいけないことのひとつです。避難時には非常階段を使いましょう。

 

車で避難する

車を使った避難も地震発生時にやってはいけないことです。幹線道路を中心とした渋滞に巻き込まれる可能性が高く、迅速に避難できません。また、消防車や救急車などの緊急車両の通行を妨げる場合もあるため、徒歩で避難しましょう。

 

緊急以外の電話をする

家族や親族の安否確認のために、地震発生時に電話をかける方が多いですが、回線がパンクして消防や救急への電話がつながらなくなる恐れがあります。LINEなどの通話アプリや、災害用伝言ダイヤルを利用したり、救急時の避難場所や集合場所を決めておいたりして対処しましょう。

 

被災状況の写真を撮らずに片付けをする

建物や家財が破損した場合、被災状況の写真を撮らずに後片付けをすると、火災保険や地震保険を請求できなくなる可能性があるため要注意です。保険の請求時に、地震発生時の家の状態がわかる写真を提出するよう求められたとしても困らないように、破損に気が付いた箇所は撮影しておきましょう。

 

地震発生時にやるべきこと

非難するビジネスマン

 

地震発生時にやってはいけないことは先ほどご紹介した8つですが、反対に地震発生時にやるべきこともいくつかあります。地震の揺れが収まったら、以下の3つを行いましょう。

 

<地震発生時にやるべきこと>

  • ドアを開けて逃げ道を確保する
  • 火の元を確認して火災を防ぐ
  • ラジオなどで情報を収集して避難する

 

ドアを開けて逃げ道を確保する

揺れが収まったら、まずはドアや窓を開けて逃げ道を確保しましょう。建物が倒壊したり、破損したりすると、ドアが開かなくなる恐れがあります。万が一閉じ込められてしまったら、大きな声を出したり、硬いものでドアを叩いたりして助けを呼びましょう。

 

火の元を確認して火災を防ぐ

調理などで火を使っていた場合はすぐに消してください。アイロンやドライヤーなどの電化製品を使っていた場合も、揺れが収まった段階でプラグをコンセントから抜きましょう。また、自宅を離れて避難する場合は、ガスの元栓を閉め、ブレーカーを落とすのも火事を防ぐためのポイントです。

 

ラジオなどで情報を収集して避難する

被災地ではテレビやパソコンを使えなくなる可能性が高いですが、ラジオやSNSを使うと情報を収集できます。大津波警報・津波警報・注意報などが発令されている場合は、速やかに高台へ避難してください。家族とは日ごろから避難場所や集合場所などを話し合い、共有しておきましょう。

 

耐震補強工事で地震対策ができる

耐震補強のイメージ

 

地震発生時にできることは限られますが、あらかじめ地震対策をしておくことで、大地震に遭遇しても大切な命や自宅を守りやすくなります。地震対策でやるべきことは「耐震補強工事」です。

 

イメージ図

アーバンリフォーム

 

耐震補強工事を行うと、壁や柱、梁、基礎などが補強され、揺れに強い住宅へと改善できます。とくに1981年以前に建築された住宅は「旧耐震基準」で建てられており、震度7相当の地震に耐えられる保証はありません。まずは耐震診断を依頼して、地震に耐えられる性能が備わっているか確認しましょう。

 

経済的負担が少ない「減災」を目指す選択肢もある

耐震補強工事に対して、予算的な問題で不安を抱えている方は多いかもしれません。そこで注目したいのが、完璧な補強を目指すのではなく、命を守るための耐震補強工事による「減災」です。

災害による被害をできるだけ小さくするための取り組みは、減災と呼ばれています。かけられる費用の範囲内で最大の効果を発揮する耐震補強工事は、まさに減災と言えるでしょう。たとえば家族が集まる寝室やリビングだけを重点的に補強することにより、屋外に脱出する時間を稼ぐことができれば、仮に建物が倒壊したとしても家族の命を守れます。

 

まとめ

地震発生時にやってはいけないことは主に8つです。まずは揺れが収まるまで冷静にやり過ごし、その後は命や体を危険にさらさないことを第一に心がけて行動しましょう。地震対策としてやれるべきことには、耐震補強工事が挙げられます。

東京都町田市や川崎市・横浜市の耐震診断と耐震補強工事は、アーバンリフォームにお任せください。当社は日本木造住宅耐震補強事業者協同組合の組合員です。正確な診断でご自宅の状態を確認し、お客様のご予算やご要望の範囲内で適切な耐震補強工事をご提案します。

 

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