洗面台は1日に数回利用するものなので、使い勝手を向上させると日々の暮らしが快適になります。現在の洗面台に何らかの不満があったり、家族構成が変わったりしたときは、洗面台の移動を含むリフォームを検討しましょう。
この記事では、洗面台の移動にかかる費用相場をはじめ、洗面台を移動させるメリットや注意点などをご紹介します。また、移動を検討すべきタイミングや、移動先の候補も解説しているので、リフォームを依頼するときの参考になさってください。
洗面台は移動させられるのか
洗面台はリフォームで移動させることが可能です。移動する場所によっては、水道管の延長や増設といった大掛かりな工事が必要な場合があります。この場合、リフォーム代は高額になりがちではありますが、戸建ては配管の自由度が高いため、希望する場所に洗面台を移動させやすいでしょう。
洗面台の移動にかかる費用相場は20万円~35万円
洗面台を移動させるリフォームにかかる費用相場は次のとおりです。
【洗面台を移動させるリフォームの費用相場】
移動させる場所 | リフォームの費用相場 |
---|---|
1階から1階への移動 | 20万円~30万円 |
1階から2階への移動 | 25万円~35万円 |
これは現状の洗面台を移動先でそのまま使う場合の費用相場です。移動先のスペースに既存の洗面台が収まらない場合は、設置場所の拡張工事や洗面台の買い替えが必要になり、追加の費用が発生します。
洗面台を移動させるメリット
洗面台を移動させるメリットとして挙げられるのは次の3つです。
<洗面台を移動させるメリット>
- 現在のライフスタイルに合わせられる
- 機能を拡張させると使い勝手が良くなる
- お手入れがしやすくなる
- 移動先によっては収納を増やせる
現在のライフスタイルに合わせられる
家族構成が変わったり、家族の介護をすることになったりした場合、大胆な間取りの変更が必要になることがあります。洗面台を移動させて、空いたスペースを別の用途で利用できるようにすると、大掛かりなリフォームを行わずとも、現在のライフスタイルに合わせた間取りの変更が可能になります。
機能を拡張させると使い勝手が良くなる
移動に合わせて高機能な洗面台に交換すると、使い勝手が大幅に向上します。気軽に洗髪できるようになったり、ペットのシャンプーやトリミングをするスペースができたりなど、活用の幅が広がるでしょう。
お手入れがしやすくなる
最新モデルの洗面台は撥水性や防汚性が高く、メンテナンスも簡単です。衛生的な洗面台を使うと、感染症などのリスクも抑えやすくなります。とくに小さなお子さまがいるご家庭などには、衛生的な洗面台が求められるでしょう。
移動先によっては収納を増やせる
洗面台を移動させる場所によっては、収納を増やすリフォームも追加で行えます。前後左右のスペースに余裕がある場所ならば、洗面台の近くにキャビネットや棚を設置することが可能です。収納力の高い洗面台に交換する方法も有効ですが、現在の洗面台を使い続けながら、収納力をアップすることができるのです。
洗面台の移動に適したタイミング
洗面台の移動をおすすめできるタイミングは次の3つです。以下に該当する場合は、洗面台の移動を検討しましょう。
<洗面台の移動に適したタイミング>
- 家族構成が変わったとき
- 蛇口や洗面ボウルが破損したとき
- 洗面台の耐用年数が超過したとき
家族構成が変わったとき
家族構成の変化によって家事の動線が変わると、最適な洗面台の位置も変わる場合があります。また、介護が必要な家族が増えたときも、寝室の隣など使いやすい場所に洗面台を移動させると便利です。
蛇口や洗面ボウルが破損したとき
蛇口や洗面ボウルが破損した場合は、洗面台の修理や交換が必要です。より大きなサイズの洗面台を購入する場合、現状の設置スペースには収まらない可能性があるため、移動を検討すると良いでしょう。
洗面台の耐用年数が超過したとき
洗面台の耐用年数(寿命)は15年~20年で、耐用年数が過ぎると、洗面台の内部でも破損や劣化が発生しやすくなります。洗面台の全体的な交換を機に、移動させることを検討しても良いでしょう。
洗面台の移動先として適している場所
洗面台を移動させる場所として、とくに適しているのは次の3つです。理由も合わせて解説します。
<洗面台の移動先として適している場所>
- 家事がしやすい場所
- 玄関の近く
- 寝室の近く
家事がしやすい場所
家事の動線から考えて洗面台の位置を決めると、家事効率が上がります。例えば掃除用具の収納場所の近くに洗面台を移動すると、水拭きや手洗いなどがしやすくなります。また、洗濯機の横に洗面台を移動すると、洗濯効率が上がるだけでなく、スペースを広く使えるようになるでしょう。
玄関の近く
玄関の近くへの移動もおすすめです。帰宅してすぐに手洗い・うがいができるため、外でついてしまったほこりや菌などを室内に持ち込まずにすみます。ペットと同居している場合も、散歩後の汚れを玄関で落としてから室内に入れます。
寝室の近く
寝室が2階にある場合は、洗面台を1階から2階に移動させると良いでしょう。起床直後や就寝の直前に歯みがきや洗顔がしやすくなり、1階の空いたスペースも有効に活用できます。
洗面台を移動させるときの注意点
リフォームで洗面台を移動させるときは、以下の3つのポイントを意識しながらリフォームを依頼すると、失敗を防ぎやすくなります。
<洗面台を移動させるときの注意点>
- 設置スペースに余裕があるか確認する
- 配管工事が必要な場合がある
- 洗面台の高さを家族に合わせる
設置スペースに余裕があるか確認する
まずは洗面台を移動させたい場所に、設置スペースの余裕があるか確認しましょう。移動させる前よりも狭い場所に設置したい場合は、洗面台の買い替えや、設置スペースの拡張工事が必要になります。
配管工事が必要な場合がある
洗面台を利用するためには、洗面台と給排水管を接続しなくてはなりません。給排水管から離れた場所に洗面台を移動させる場合は、追加の配管工事が必要です。また、場所によっては配管工事ができない可能性もあるため、水回りのリフォームに慣れている会社に調査や施工を依頼しましょう。
洗面台の高さを家族に合わせる
洗面台の高さが合わないと、使い勝手が悪くなったり、腰を痛めたりする恐れがあります。洗面台の高さの理想は「身長÷2+5」です。洗面台をどこに移動させるにしても、家族みんなが最適な高さで使用できるように、踏み台の使用や水栓の位置の調整などで対応しましょう。
まとめ
洗面台は1階から1階への移動はもちろん、1階から2階への移動も可能です。洗面台を移動させると、現状のライフスタイルに合わせたり、機能を拡張したりできます。家事がしやすい場所や玄関の近くなどは、とくに洗面台の移動先として適しています。
町田市を中心にリフォームなどを手掛けるアーバンリフォームは、洗面台をはじめとする水回りの工事実績も豊富です。ご家族の理想をお伺いし、最適な移動先やキッチンの種類・サイズなどをご提案できるため、まずはお気軽にお問い合わせください。