トイレを和式から洋式にリフォームする費用はいくら?節約する方法もご紹介

綺麗なトイレ

 

築年数が古い住宅にお住まい方の中には、現在も和式トイレを使い続けている方も多いのではないでしょうか。この記事では、トイレを和式から洋式にリフォームする際にかかる費用の相場をご紹介します。さらに、費用を節約する方法や洋式トイレに変更するメリット、リフォームの手順も解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

トイレを和式から洋式にリフォームする際の費用相場は30万円~50万円前後

トイレを和式から洋式にリフォームする場合の費用は、工事の規模や購入する便器の種類によって異なります。トイレのタイプ別に見たリフォーム費用の目安は、以下のとおりです。

 

【和式トイレから洋式トイレにリフォームする際の費用相場】

トイレの種類 リフォーム費用の相場
一体型 20万円~25万円
組み合わせ式 10万円~13万円
タンクレス式 20万円~30万円

 

便器やタンクが一体となった「一体型」や、タンクがなくすっきりとした「タンクレス式」は、便器そのものの費用が高いため、リフォーム費用も高額になりがちです。平均すると、30万円~50万円ほどで洋式トイレにリフォームできます。

 

トイレを和式から洋式にリフォームする際の費用を節約する方法

トイレ 電卓

 

トイレを和式から洋式にリフォームする場合、かかる費用の目安は30万円~50万円です。ただし、以下の方法を取り入れることにより、リフォームにかかる費用を節約できます。

 

<トイレを和式から洋式にリフォームする際の費用を節約する方法>

  • 補助金を活用する
  • 必要な機能だけが備わった便器を購入する
  • その他の水回りのリフォームを同時に行う

 

上記3つのポイントを順番に確認していきましょう。

 

補助金を活用する

地方自治体が補助金や助成金を給付している場合があります。一例として、東京都町田市では、2023年度に以下のような補助金を給付していました。

 

【トイレのリフォームに活用できる補助金(東京都町田市の場合)】

対象となる住宅 一戸建て住宅または集合住宅の専用部分
対象となる工事 和式便器を洋式便器に交換する工事 など
申請できる人 ・バリアフリー化工事の施工者または発注者
・市税を完納していること など
助成金 リフォーム費用のうち5分の4(上限10万円)

 

仮にリフォーム費用が25万円かかった場合、このうちの5分の4は20万円のため、上限となる10万円全額が給付されます。結果として、実質的な負担額は15万円です。

 

必要な機能だけが備わった便器を購入する

洋式便器には、さまざまな種類があります。基本的には、機能が多ければ多いほど高額になりますが、付帯する機能のすべてを活用するとは限りません。必要な機能だけが備わった便器を購入することにより、本体価格への支出を抑えられるため、リフォームにかかる費用を節約できます。

 

その他の水回りのリフォームを同時に行う

浴室や洗面所、台所などのリフォームも検討している場合は、複数の箇所を同時にリフォームするとお得です。配管工事や養生を一括にまとめられるほか、工期の短縮により人件費を削減できます。それぞれの箇所を別々にリフォームする場合と比べて、トータルの支出額を安く抑えられます。

 

トイレを和式から洋式にリフォームする4つのメリット

メリット

 

和式トイレを利用している方の中には、和式トイレに愛着を感じている方もいるでしょう。しかし、和式トイレから洋式トイレにリフォームすることにより、以下のように多くのメリットを得られます。

 

<トイレを和式から洋式にリフォームする4つのメリット>

  1. 足腰に負担がかかりにくくなる
  2. アンモニア臭を軽減できる
  3. 節水効果に期待できる
  4. 温水洗浄便座などの機能を使えるようになる

 

それぞれのメリットを順番に確認してみましょう。

 

①足腰に負担がかかりにくくなる

洋式トイレは、便座に腰をかけた状態で使用できます。和式トイレのようにしゃがむ必要がなく、足腰に大きな負担がかかりません。落ち着いてトイレを利用しやすくなるため、とくに足腰が弱っている高齢者の方にとって便利です。

 

②アンモニア臭を軽減できる

和式トイレは、構造上の問題で尿や便が飛散しやすく、アンモニア臭がこもりやすいことが欠点です。和式トイレは数十年前に設置されたものが多いため、抗菌作用も十分とはいえず、衛生面で優れているといえません。洋式トイレなら尿や便が飛散しにくいため、嫌な臭いを軽減でき、衛生的に利用できます。

 

③節水効果に期待できる

大手メーカーのTOTOが行った調査によると、和式トイレが普及していた1970年代のトイレで使う水の量は、1回あたり8リットルです。しかし、2012年以降に発売された新しい洋式トイレの場合、1回あたりに使う水の量は3.8リットルと半分以下に減っており、大幅な節水効果に期待できます。

 

④温水洗浄便座などの機能を使えるようになる

和式トイレには、流す以外の機能がついていないケースがほとんどですが、洋式トイレには多くの機能が備わっています。洋式トイレの代表的な機能は、以下のとおりです。

 

<洋式トイレの代表的な機能>

  • 温水洗浄便座(ウォシュレット)
  • 自動開閉機能
  • 節水、節電機能
  • 補助灯の点灯
  • 便座の温め機能 など

 

これらの機能を活用できる洋式トイレなら、和式トイレと比較してより快適に使用できることは間違いないでしょう。

 

トイレを和式から洋式にリフォームする手順

カレンダー工具

 

トイレを和式から洋式にリフォームする場合、内装の変更を伴うケースが多いため、目安として2週間~3週間ほどの工期がかかります。この間に行われるリフォームの手順は、以下のとおりです。

 

<トイレを和式から洋式にリフォームする手順>

  1. 和式トイレを解体・撤去する
  2. 配管工事や電気工事を行う
  3. 下地工事と内装工事を行う
  4. 洋式トイレを取り付ける

 

それぞれのステップを簡潔にご紹介します。

 

①和式トイレを解体・撤去する

はじめに既存の和式トイレを解体し、撤去します。和式トイレの場合は、段差が設けられている場合も多いため、これを撤去してトイレの床を平らな状態にする工事を伴うことが一般的です。

 

②配管工事や電気工事を行う

給水管や排水管を移設して、新しく導入する洋式トイレに接続できるよう工事を行います。洋式トイレには電力が必要なため、トイレにコンセントがない場合は電気工事が必要です。

 

③下地工事と内装工事を行う

床や壁などの下地工事と内装工事を行い、洋式トイレを設置する準備を整えます。トイレのリフォームは頻繁に行うものではないため、この機会にクロスの変更なども行うとよいでしょう。

 

④洋式トイレを取り付ける

最後に洋式トイレを取り付ければ、リフォームは完了です。試運転を行い、操作方法などの案内を受けたうえで、快適な洋式トイレをご利用ください。

 

まとめ

和式トイレから洋式トイレにリフォームする際にかかる費用の目安は、5万円~60万円と幅があります。工事費を節約するためには、必要な機能だけを備えた洋式便器を購入しましょう。また、自治体による補助金の活用や、その他のリフォームを同時に行うといった方法でも、リフォーム費用を抑えられます。

和式から洋式への交換を検討されている場合は、アーバンリフォームにご相談ください。「TOTO」など大手メーカーの洋式便器を多数取りそろえ、リフォームも一括で承ります。まずは、ご希望の仕上がりや機能、ご予算などを担当者にお聞かせください。

 

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